[論文紹介] UMAP’19 The Effect of Smiling Pictures on Perceptions of Personas

[論文紹介] UMAP’19 The Effect of Smiling Pictures on Perceptions of Personas

Joni Salminen, Soongyo Jung, Joao M Santos, Bernard J Jansen: The Effect of Smiling Pictures on Perceptions of Personas, Adjunct Publication of the 27th Conference on User Modeling, Adaptation and Personalization (UMAP’19), pp. 75-79, 2019.

マーケティングや被験者実験で用いるペルソナ画像において,笑顔の有無がユーザの知覚する信頼性(Credibility),好感度(Likability),ペルソナへの親近性(Similarity),ペルソナ画像の使用意欲(Willingness to use)の程度に差をもたらすかどうかを調べた研究.使用意欲とは,実務においてそのペルソナ画像を使いたいと思うかどうかである.
2,400人の参加者を対象にクラウドソーシングによるオンライン実験を行った.アンケート結果は,多変量分散分析 (AMNOVA) にて分析した.実験の結果,笑顔の写真付きのペルソナプロフィールは,ペルソナへの好感度,親近性を高め,ペルソナ画像の使用意欲を高めることがわかった.一方,笑顔はペルソナの信頼性を高めない(有意差がない)ことも分かった.
(土方感想)クラウドソーシングにより一般ユーザにアンケートを取っているが,ペルソナの意味やその利用方法を理解しているユーザがどれだけいたのかは疑問である.ペルソナ画像の使用意欲については,そのような実務についたことのない人間であれば,解答するのが困難な項目であると思われる.その他の質問項目も,この顔画像(プロフィール)の利用するシチュエーションが設定されないと,正しく回答することは難しいと考える.

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