[論文紹介] CSCW’17 Beyond Questioning and Answering

[論文紹介] CSCW’17 Beyond Questioning and Answering: Teens’ Learning Experiences

Soo Young Rieh, Erik Choi, Katie Sagan, Jennifer Colby: Beyond Questioning and Answering: Teens’ Learning Experiences and Benefits of Social Q&A Services, Proc. of CSCW ’17 Companion Companion of the 2017 ACM Conference on Computer Supported Cooperative Work and Social Computing, pp. 295-298 , 2017.

10代の学生が勉強用に使うQ&Aサイトに対する,利用動向に関する調査を行っている.調査対象は,「Brainly」というサービス.教育用のQ&Aサイトで,一般的なQ&Aサイト(Yahoo! Answersなど)とは異なる.2016年6月~7月に,18人のユーザ(10代の学生)について電話でインタビューを行っている.RQ(Research Question)は二つ.RQ1は,Q&Aサイトにてどのようにして知識を獲得しているか?RQ2は,Q&Aサイトにて学習方法を学んでいるか?である.
RQ1に対しては,他人の質問に回答を与えることで自身の知識を更新(リフレッシュ)させていること,自分が回答した質問に対して他人の回答者がどのように回答しているかを調査する傾向にあること,を発見したとしている.RQ2に対しては,新しいトピックに興味を持つことができること(他の質問-回答を次々とみていくことによって?),挑戦的な質問に答えるリスクを冒そうとすること(少し背伸びして回答しようとすること),質問者からの感謝の気持ちをモチベーションに変えていること,を発見したとしている.
論文の内容は,上記のような感じである.RQ1とRQ2に分けているが,若干その分け方は明確でない点と,それぞれのRQごとの発見(インタビュー結果より一般化したもの)もRQとの関係がやや明確でない点,発見とそのもとになったインタビューの回答との間の関係がやや明確でない点などの問題はある.社会資本活動(Social support activity)に関わるということで,多くの参加者の興味を惹き,議論を巻き起こすことができると期待されて,通ったように思われる.

「Brainly」:http://www.brainly.com
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