研究:土方ゼミでの研究概要

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ここでは、土方ゼミで行っている研究内容について、簡単に紹介します!

デジタルマーケティングのための行動心理モデリング

土方研究室では、レコメンドに代表されるデジタルマーケティングや、SNSでのプロモーションを始めとするファンベース・マーケティングのための、ユーザー行動や心理データの取得・分析と,ユーザーの行動変容を促すためのインタラクションデザインの研究を行っています.社会学と心理学、情報学の融合により、人々が安心して仲間とつながり交流できる世界の実現を目指します。以下で、代表的な研究テーマについて紹介します。

行動心理モデリング

Instagram やTwitter などのソーシャルメディアにおいて、ユーザーの利用目的や性格(パーソナリティ)などの心理特性を取得し、その人の投稿や他人との交流などの行動との関係を明らかにします。

土方研究室では、ソーシャルメディアでの投稿やコメントを自己呈示とみなし、それが他人にとってどのような印象形成につながるかを、社会心理学の観点で分析します。これにより、アイドルであれば、どのようにオンライン上で振る舞えば、ファンに良い印象を持ってもらえるかが分かるようになります。

レコメンドデザイン

YouTube やTikTokなどの動画共有サービスにおいては、次から次へと、あなたへのお薦めが提示されます。これらはレコメンドと呼ばれる技術で実現されています。土方研究室では、どのようにお薦めを提示すれば、ユーザーに受け入れてもらえるのかを明らかにします。

具体的には、お薦めの結果に、そのユーザーの友だちもその商品を購入していることを伝えます。そうすると単にAIによる推薦結果が表示されている場合よりも、ユーザーは商品を受け入れてくれるようになります。

感性メディアデザイン

メディアデザインを通して、人の「好き」という感情を科学します。特に音楽や動画などのコンテンツをインタラクティブにすることで、人が好きになっていく理由や過程を明らかにします。

例えばYouTuberやアイドルが、ライブ配信する時の音楽の曲調や声質を変えたりSNSでコミュニケーションをとったり、投げ銭に反応したりすることで、聴衆がその人のファンになってくれるかどうかを明らかにします。SNSでの積極的な投稿は、ファンを増やすことに効果的であることが分かりました。

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