ソーシャルメディアにおけるユーザー行動・心理分析
soc-ja
メディア心理学研究室
兵庫県立大学大学院 情報科学研究科 土方研究室
指導教員:教授 土方嘉徳
こんにちは!土方研究室のHPをご覧くださりまして、ありがとうございます。このページでは、土方研究室の概要を説明します。
ソーシャルメディアにおける行動心理モデリング
ソーシャルメディアやメタバースにおけるユーザー行動と心理特性、それらの間の関係について、社会調査や心理学実験により解明します。土方研究室では、(1) 自己呈示と印象形成、(2) ウェルビーイング(精神的健康と幸福)という、社会心理学の分野でも重要視される課題に注目し、オンラインにおける人の行動特性や心理特性を明らかにします。単に与えられたデータを分析するだけではなく、自ら社会問題や社会課題を設定し、その問題や課題を解決するのに必要なデータを自ら収集するのが強みになっています。
推薦システムにおける行動心理モデリング
ソーシャルメディアやメタバースなどのデジタルコミュニケーション環境においては、AI (人工知能) による支援や介入が行われます。これらは、そのような介入の中でもレコメンド(推薦システム)は、最もよく用いられる手法です。レコメンドは、デジタルマーケティング・マーケティングにおいても、核となる手法になっています。土方研究室では、(3) 信頼と受容、(4) 説得と態度変容という、社会心理学の分野でも重要視される課題に注目し、人と推薦システムとの関係について明らかにします。ここでは、実際にAIのアルゴリズムを用いた推薦システムを開発し、その上で心理学実験を行います。消費者行動研究にありがちな、プライミングによるアンケートを行うのではなく、本物のシステムを開発し、そのうえで心理学実験を行う点に強みがあります。