教育概要
こんにちは!土方研究室(メディア心理学研究室)に興味を持ってくださり、ありがとうございます。ここでは土方研究室で学ぶことについて紹介します。
「研究室で仲間と協力し合いスキルを高める!」
研究の指導方針
土方研究室の中心の活動は、メディア心理学に関する研究です。最高の教育は、優れた環境で、優れた人たちと、優れた研究テーマが設定されることで実現されると考えています。そこで、一人ずつ国際競争力のある研究テーマを設定します。また、少人数で密度の濃い指導を行います。優れた研究テーマはその人を大きく成長させます。それが最高の教育だと考えています。
研究テーマが決まれば、週に1回のペースで個別ミーティングを行います。個別ミーティングでは、研究や実験の方針についてきめ細かに指導します。個別ミーティングは、対面で実施します。方針に納得しているかどうかや、研究にワクワクしているかどうかなどを確認しつつ、それぞれの学生に合ったやり方で進めていきます。
「メディアとユーザ心理に精通したデータサイエンティスト!」
特にソーシャルメディアやメタバース空間において、ユーザーの心理特性とオンライン行動を、いかにして取得・分析するかを学びます。そして、ユーザーを良い生活習慣や社会規範を持ってもらうための行動変容を促すサービスデザインを行います。
土方ゼミでは様々なことを学びますが、その学びには1つの共通する特徴があります。それは、
「実習・演習形式で、手を動かして学ぶ!」ということです。
ゼミ生みんなで集まって、頭を動かすよりも、手や体を動かして、経験に基づく学びをしてもらおうと思います。
土方ゼミの教育の骨子は以下の3つになります。
1. 研究課題の発見・解決能力
1つ目は、その人が社会を変えていく力を備えることができるようにします。社会を変えていくには、社会全体に存在する問題や課題を見つける能力が必要です。それは、社会科学の研究分野における研究課題を発見する能力に他なりません。研究課題を発見するためには、基礎となる学問分野(土方研究室では社会情報学と社会心理学)において、これまで何が理論として確立されてきて、そしてこれまでどのような研究が行われてきたのかを知る必要があります。この能力をつけるために、以下の2つの演習を取り組みます。
2. 人間の行動・心理データの取得能力
2つ目は、人の行動心理データの取得する能力を学びます。我々は、ソーシャルメディアや推薦システムにおける人の行動や心理を分析します。分析するためには、そもそも行動や心理に関するデータを取得(計測)しないといけません。また、推薦システムを動かすためには、ユーザの興味や嗜好の情報を取得しないといけません。土方研究室では、人の心理や行動データを取得する方法を実験や演習を通じて学びます。
3. データ分析・システム開発能力
3つ目は、取得したユーザーの行動データや心理データを分析する能力と、行動変容を促すためのサービスやアプリケーションを実装するシステム開発能力です。これらは研究を通じて、身に着けていきます。
「豊かな人間力を築く!」
皆さんには、最先端の分野で世界に通用する研究を行ってもらいたいと思います。世界と戦うには厳しさが必要ですが、そのような環境であればあるほど、人情と愛情が必要です。人間は理性や論理だけでは生きていけません。当研究室に来てくれた学生は、一人一人のことをよく見て、愛情を持って育てていきたいと思います。メディア心理学に興味のある学生は、ぜひ来ていただければと思います。熱意のある皆さんを、お待ちしております。