研究室活動

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土方研究室における研究室の運営について説明します。

研究者としてのスキルをつける!

研究室活動の詳細

1週間のスケージュール

土方研究室の活動は、基本的に対面で情報科学研究棟の共同研究室内やミーティングスペースで行います。週4日間、研究室に来ていただく必要があります。研究室の仲間と協力して研究を進めて、研究室での生活を楽しんでもらいたいと思います。なお、週に1日間は、自由な日を設けています。インターンシップに参加したり、自己研鑽に励んだりと、より研究活動を充実させるために使ってもらえたらと思います。ただし、月に2回ほど学生内でのグループ間研究発表の機会を設けます。

以下は、研究室での活動の例になります(年によって若干時間は異なります)。茶色の部分が研究室全体(あるいは研究グループ単位)で行う活動になります。基本的に、毎日何らかの研究室の活動が入ります。灰色の部分は、研究室で研究をしたり、大学院生は授業に出たりします。

2025年前期予定

研究ミーティング

4つの研究グループ(グループ名は年度によって変わります)に分け、グループ単位で週1回研究ミーティングを行います。教員を含めて、グループ内で進捗報告や研究の相談を行います。

  • 印象形成グループ
  • ウェルビーインググループ
  • 推薦システムグループ
  • メディア分析グループ

国際学会論文輪講

週に1回メディア心理学に関する最新の国際学会論文の輪講を行います。各回、1名の学生に、1本国際学会論文を読んできてもらい、それを日本語でまとめてきてもらいます。まずは、口頭で紹介してもらった後、その研究の新規性はどこにあるのか、研究の進め方は妥当か、実験結果から何が言えるのか、今後どのような研究に発展するかなどを議論します。これらを通じて、自分の研究テーマの設定や、研究の進め方の参考にしてもらいます。(2025年度は関学土方ゼミ合同で行います)

教科書輪読

週に1回社会心理学に関する教科書の輪読を行います。各回、2名の学生に、教科書の1単元をスライドでまとめてきてもらい、その人が講師役になって、発表してもらいます。その後、自分の実生活を振り返って、学んだ理論や実験結果が、自分にも当てはまりそうかを議論してもらいます。メディア心理学や消費者行動論の多くの研究は社会心理学に基づくものが多いので、その理論をしっかり身につけます。

社会心理調査法

人の行動・心理を研究する際には、行動特性や心理状態をアンケート(質問紙調査)で尋ねることが多くあります。そこで本研修では、多くの調査対象者に尋ねる際のアンケート(調査票)の作成方法を学びます。調査票の作成手順や、質問形式、質問文の書き方などを演習形式で学びます。またNGの事例を発見し、それを修正することで、調査票作成の能力を高めます。

心理学実験実習

社会情報科学部の学部3年生で、研究演習IIで土方研究室を選択された方は、メディア心理学実験の実習を行います。この実習では、人の性格特性であるパーソナリティを取得する心理尺度を学びます。また、視線計測装置により人が関心を持った対象物を取得する実験や、希望があれば脳波計測装置により、匂いなどの刺激を受けた時の脳波を解析する実験を行います。

Webデザイン研修

オンラインで心理学実験を行うスキルを着けます。土方ゼミでは、本物のアプリ(またはそれを模したモックアップのアプリ)上で、実際にユーザにアプリを使ってもらい、そのユーザ行動を測定します。そのためには、Webアプリを開発する能力を付ける必要があります。本研修では、HTML/CSS、PHPを学んだ後、Pythonで実装可能なDjangoを学びます。これにより、自らオンライン実験を行うためのWebアプリを開発できるようになります。

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